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放課後等デイサービスまなびのは、
《言葉の力》と《人間関係づくりの力》を育む「まなびの場」です。
耳の痛いことを言われたとき、とらえ方一つでそれは「ありがたい忠告」になるのに、そう思えず、攻撃されたとしか思えない、そういう子どもが大変増えています。
その結果、心が折れたり、逆に相手に仕返しの攻撃をしたりして、人間関係が壊れてしまいます。一度そうなってしまった人間関係を修復する力もまた、今の子どもたちは非常に弱くなっています。
昭和の子どもたちが地域で遊ぶときは、異年齢集団で遊んでいました。子どもの集団は異年齢が自然な形です。
年上の子には逆らえないという状況の中、嫌な気持ちになることやそこから立ち直ることや人間関係を修復することを体験していました。他人は自分の思いどおりになどならないことや他人との距離感なども自然に身につけていきました。人とつきあう方法とともに、“心のたくましさ”が育っていきました。
たくましい身体をつくるには、身体に負荷を掛ける必要があります。
トレーニングをすると筋肉痛になり回復する、また負荷を掛けて筋肉痛になり回復する・・・これを繰り返すことでたくましい身体ができます。それと同じで、心も適切な負荷を掛けないとたくましくはなりません。
少し大げさに言えば、“逆境から立ち上がり、それを自分の成長に結びつける力”です。このような力は、ある年齢に達したら自然に身につくというものではありません。
よちよち歩きの頃から転んだら誰かが起こしてくれる体験しかしていない子どもは、自分の力で立ち上がろうとせず誰かに起こしてもらおうととする大人になります。
嫌なことに出合ったとき、すぐに心が折れたり、原因を人に転嫁したり、他人を攻撃したりするようでは、幸せな人生は送れません。
原因を相手に求め、責め合っている限り、問題はどんどんこじれ、よい形での解決はどんどん遠のいていきます。
人間関係トラブルを修復できにくい人は、「こうなった責任の所在はすべて相手にある」という主張を貫こうとすることが多いです。
そうならないためには、
嫌なことを言われたりされたりしたときには、「そう言われる(される)原因は自分にあるのかもしれない」と、まずは考えてみることです。
“いじめ”は人権問題であり、もちろん許すことはできません。いじめられる側に原因があるということではありません。原因を相手にだけ求めるのではなく、まずは自分の中に見い出そうとする方向で考える方が、互いにとってよい解決につながると思います。
早い段階で“双方”が、「自分のどこかに改善すべき点があるのではないか」と考えることができ、それぞれ自分の非を認めることができれば、解決し、関係修復できるケースがほとんどです。
さらには、相手のすがすがしい態度や誠意が気に入って、逆に信頼関係が生まれることもあるでしょう。
トラブルを起こさない方法を身につけることはもちろん大切なことですが、それ以上に、起きてしまった時には、どう解決していけば互いにとってプラスになるのか、ということを学ぶことが大切です。
「トラブルは起こったが、双方にとってプラスになる解決ができた!それによって自分も成長できた」という体験をすることで、そのための方法と自信を身につけることができます。それは、その後の人生にとって大きな財産になるはずです。
「ピンチはチャンス!」とよく言われますが、ピンチをチャンスにするためには何をどう考え、どうすればいいのかを体験をとおして学び、実際にそれができるようになっておく必要があります。そうでなければ、「ピンチ」はいつまでたっても「ピンチ」です。
自分のスタンスが少しでも変われば、周囲との関係は大きく変わります。「何だか人間関係がうまくいかないな」と思ったときは、自分自身を振りかえることで、ピンチを乗り切れるだけでなく、さらにさらに成長できます。
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